「犯罪機会論」に学ぶ。安心して働ける職場づくり。 - 定着率アップ！社労士高瀬真理子（ガマちゃん）のブログ。

ってメルマガを書きました。

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今回は、防犯の考え方から職場づくりを考えてみます。

犯罪を防ぐための考え方のひとつに、「犯罪機会論」というのがあります。

これって、職場環境作りにも応用できるんです。

犯罪機会論というのは、人にだけ注目するのではなく、犯罪の「機会」に注目すること。

犯罪しづらい環境をつくっていくことが大事だという考え方です。

公共の場のつくり方や、公園や道路などについて、語られることが多いです。

例えば、こんなことに思い当たりませんか？

・この公衆トイレはなんとなく危険な雰囲気がする。

・この道を歩くと緊張する。

・盗みの多い地域がある。

・引越しの下見に行ったが、道やまわりがイヤな感じがするのでやめた。

・パトロールしてくれていると、なんとなく安心する。

「割れ窓理論」というのもあります。

割られた窓をそのまま放置すると、治安が悪くなるということ。

ここは人の目がないんだな。窓を割ってもいいんだな。

そんな気持ちを起こさせやすくなるのです。

こういう考え方って職場にも応用できるんですよ、と私が人に話すときに使う例があります。

「職場の机の上に現金がバサバサと出しっぱなしになっていたら、どうですか？」

この例で、すぐにわかってもらえます。

もちろん、どのように防いでも、犯罪をする人はいるでしょう。

それでも、適切な環境づくりは、犯罪を未然に防ぐことにつながります。

人の道徳だけに頼らず、仕組みで機会をなくす。

そして、「人のミス」に応用できます。

ミスを起こしにくいように環境を整えるのです。

職場ですぐできることとして、たとえば

・共有スペースに物を置きっぱなしにしない

・書類や備品の置き場を決める

・片づけルールをシンプルに決める

などがあります。

安心して働ける職場で、力を発揮してもらうために。

地道な取り組みが、スタッフの定着にもつながっていきますね。

スタッフにとっても経営者にとっても、余計な疑いのない環境が力を引き出します。

効果も出やすいですよ。

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