自然の中で人の小ささを実感したくなる。「デス・ゾーン 栗城史多のエベレスト劇場」書評。

 

私は栗城史多(くりきのぶかず)さんを知らなかった。
栗城さんに関する出来事を知ったら、もっと知りたくなった。
それで「デス・ゾーン」を読んだ。

 

不思議なのは、
なぜ人は人に夢を託すのだろう。
人に託すより、自分が自分の夢をやりゃいいじゃないか。
と。

 

栗城さんという人は、たくさんの人を巻き込み、進んでいった。
なぜそんなに多くの人が?

 

登れるはずのない山に登り、亡くなった。
なぜ?

 

本に書かれたエピソードをそのまま受け取る限り、私は距離を置きたい人物像かも、とは思うけど。

 

誰にもわからないのだと思う。
人の本当の姿、本音の本音でどう思っているのか、って。

 

人は、いろんな姿を見せるのだ。

 

この本は「人は人を分からない」ことを分からせてくれる。
推測も表し、好奇心を満足させてくれつつ、決めつけないところもいい。

 

自然の中で、自分の小ささを実感したくなる。
人は小さく、山は大きい。

 

 

アマゾンの書評欄にいろんな意見が載っていて、読み応えがありますよ。
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デス・ゾーン 栗城史多のエベレスト劇場
河野啓著
デス・ゾーン 栗城史多のエベレスト劇場 | 河野 啓 |本 | 通販 | Amazon

 

 

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