30代!ユルカワふわふわ女子向け! などと言い切ったほうが魅力的だとわかっていても「どっちでもいいんじゃね?」という思いから逃れられず苦悩している。

何らかのサービスを提供している職業の方は
「男性向け」の発信か
「女性向け」の発信か
常に意識しているんだろうか。

私は想定顧客が男か女か?
それ自体が止まっている。

1年半位前に会った何人かの同業者は
「まりこさんは男性向けではないかなぁ」と
異口同音に言った。

発信 (ブログや話し方等の総合的なもの) が
男性に対してのほうがウケる感じがする、と。

私自身も、会社の中でずっと
男性上司の下で働いてきて、
彼らに通じやすいコミュニケーションを
得意としているつもりだった。

上司から
「ここは女性の職場なんだからさ、
もっとそれを意識して
コミュニケーションの仕方をさ…」
などと言われたこともある。

私のほうが男性上司の真似をして
「女性の職場での
女性とのコミュニケーション」を
学んできたくらいだ。


それが、気づいてみれば。
言われることが
ガラッと変わってきていた。

「まりこさんは女性向けではないのかな」


私はとても戸惑っている。

もちろん、男も女も
人間であるというくくりでは一緒だ、

と同時に、
ひとりひとりがまったく違う存在だ。

本当は

男向けなの?
女向けなの?

とか考えること自体がムリな気がするし、
意味がないような気もしている。


ただ、例えば雑誌を思い浮かべてみる。

なんでもかんでも載ってます、な
単なるカタログ的なものよりも、

「30代、ユルカワふわふわ女子向け!」

などと言い切ってくれたほうが
魅力的だし、読みたくなる。

たとえ自分が該当していなくても、
ひととき
そういう気分になってみたいとか
お手本にしたいとか、
欲求を起こさせるものだ。

そんな人間心理を思ったら、
人を対象とするサービスだったら
そりゃ人物像を絞ったほうがいい。

私の場合は、
(カウンセラーとしてなら特に)
やはり性別という区分が現れてくる…
…のだろう。


あぁわからない。

必要だとは思う。
十分にわかる。

しかし、やはり私は

「どっちでもいいんじゃね?」

という思いから逃れられない。


あぁ、それならそれでもう、
そういう発信を…

???

あれ?

だから、発信よ、
相手を絞らなきゃ、できないんだって!

ナニコノ大いなる矛盾。