心が、すっと整っていく本。
茶の湯で心の癒しがあるのはなぜなのか、脳の機能からの説明にも納得。
思い悩むのは、右脳。
茶の湯も右脳。
悩みにとられていた右脳の容量を、お茶へと向けていく。
心が癒されていく。
右脳を使うことに没頭し、心のもやもやが解消する体験、あるでしょう?
私も、楽器演奏で心が落ち着くことがよくある。
自然や町並みを全身で味わいながら歩いて、清々しい気持ちになったりする。
お茶もそうなのだ。
お茶は、厳しい歴史の中で続いてきた。
いつ、敵と味方が逆転するかもしれない。
さっき会った相手が明日は死んでいるかもしれず、自分もそうかもしれない。
このような状況で、大切にされてきたもの。
厳しい中で長く続いてきたことには理由があると感じる。
静けさ、集中、思いやり、知、教養、歴史、生死、一期一会。
読み終わって私の頭に浮かぶ言葉たち。
明日からも、さらに心整えて進んでいけそう。
読めてよかった!
心理学者の茶道発見
岡本浩一著
淡交新書
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