生きるためにすべきことをすると、したいことが出てくるのではないかと感じた。
今日の1日に感謝する。
満ち足りる心で生きる生活。
島での生活は過酷だ(過酷だった)
生きるための活動で、死に直結することも多い。
しなければ生きていけない。
悲しみ、嘆きも深い。
持っているものは少ない。
華々しい達成はない。
何も持たないようでも持っており、という聖書の一節が私の心に浮かんだ。
何も持たないとは何だろう。
何かを持つとは何だろう、
達成って何だろう、と考える。
島で生きてきた人たちは、日々の暮らしを感謝しすべきことをし続けるという生活を持っていた。
日々達成していた。
そういった歴史を本を通して知る私も、知ることで自分のすべきことを知り、達成していく喜びを再確認する。
そして、物事にはいろんな面があり、真実はひとつではない。
教会の布教でもたらされた教育や恩恵の反面、課された制約で失われたものがあった。
過酷な生活の中でだんだんと国の援助頼みになり、持っていたはずの自活の力も失われた。
良かれと思ってすることや、実際に良いことをもたらす事柄にも、いろんな面がある。
この部分の記述が印象に残った。
感謝し満ち足りる生き方は、自分以外の人、時に遠く離れた人にも届き、影響を与えるのではないかと感じた本。
読めてよかったです。
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