映像を思い浮かべながら小説をじっくり読みたい人にぴったり!
途中でやめられません。
「私は別の女性の運命を生きることになった。あの恐怖の瞬間から――飛行機墜落後、収容された病院で上院議員候補夫人と取り違えられたTVリポーターのエイブリー。形成手術によって夫人の顔に変貌した彼女の耳には病床で聞いた「夫を殺す」の一言が残っていた。この家族は何かが狂っている……夫人になり代わったエイブリーを待っていたのは驚愕の真相だった。『私でない私』改題」
アマゾンより(リンクは本文最後)
まさに、驚愕の真相!
途中、「ん?…あれ?」という感覚はあり(私はありました)、それが原因だったり犯人だったりします。
登場人物は多くないし、読みながらなんとな~く真相が見えてくる方もいらっしゃると思います。
それでも!
やっぱり「驚愕の真相」なのです。
主人公エイブリーの状況は、「もし自分なら…」と思うと怖すぎるし、エイブリーだけでなく登場人物それぞれに「私だったらどうする…?」を当てはめて想像を楽しめます。
この人と同じ状況になったら、私は同じことをするだろうか。
たとえば。
復讐心、もち続けるだろうか。
もつことはあったとして、身近な人に何十年ももち続けるだろうか。
身近だからこそ、より許せなくなるのか。
そして、行動にうつすだろうか。
それも、何十年もかけて!
生死にかかわる出来事を相手にもたらそうとするだろうか。
当然自分にも跳ね返ってくるし、自分の心身は負担に耐えられるだろうか。
など、いろんな想像ができます。
いくつもの別の人生を生きることができるという、小説の醍醐味!
おもしろいな~と思ったのは、本の最初のほうに載っている「主要登場人物」の紹介。
ちょっとしたヒントになっている、と感じました。
真相がわかってからでないと私は気づかなかったので、ネタバレまではいかず、でも実は大いなるヒントなのでは?!?という。
ドキドキしながら映画のごとく。
ぜひ、読んでみてください!
コピーフェイス 消された私
サンドラ・ブラウン 著
長岡沙里 訳
新潮文庫
https://www.amazon.co.jp/%E3%82%B3%E3%83%94%E3%83%BC%E3%83%95%E3%82%A7%E3%82%A4%E3%82%B9-%E6%B6%88%E3%81%95%E3%82%8C%E3%81%9F%E7%A7%81-%E6%96%B0%E6%BD%AE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%A9-%E3%83%96%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%83%B3/dp/4102425268
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