雇用保険、こんなニュースがありました。
対象外だった週20時間未満働くパートやアルバイトも加入させる検討へ、とのこと。
(注:まだ決定ではないです)
雇用保険に加入すると、給料から雇用保険料を控除します。
会社も、その分の保険料を負担することになります。
従業員にとっては「手取りが減る!」
会社にとっても「負担が増える!」
よくないじゃん…!
保険ですから、メリットはありますよ。
従業員にとっては、いざという時や将来にメリットがあります。
失業時、育児休業時、教育訓練を受けたい時に、今までなら出なかった給付を受けられるのです。
私の経験でいうと、失業時にありがたかったです。お金をいただけるのは助かる!雇用保険料出してて(給料から引かれてて笑)よかった~!と思いました。
どこに注目するかで、メリットやデメリットも変わります。
「今の手取り」に注目すればデメリット。会社も負担増。
「いざという時」や「将来」に注目すればメリット、となりますね。
どの立場から考えるか、
人生のどの時点で考えるか、
人によっても答えは全然違ってくることがあります。
さて。
あなたは不思議に思ったのではないでしょうか。
雇用保険料を負担することによる「会社のメリット」って、何なの?!と。
うわぁ~それ言われると痛いわぁ~
が、本音です。
会社にとっての直接のメリットって、パッと見、ないですからね。
私はこんな時、「信用」「信頼」から考えてみます。
あなたが転職活動をしているとして、次のどちらの会社に入りたいですか?
(1)雇用保険も(決められた通りに)加入させる会社
(2)手取りが減っちゃうから入らないほうがいいよね、と雇用保険に加入させない会社
(2)は「あなたの手取りが減っちゃうから」と、従業員のことを考えているようですが…
いや違うでしょ!と。
本音は、会社で負担をしたくないからです。
こういう会社は、他のことについてもそうですよ。
他の法令なども守られていないだろうな。
従業員を使い捨てと思っているかもしれないぞ。
この会社に入るの、やめておこう。
と思われてしまいます。
「信用」「信頼」を積み重ねるという点から考えると、(1)の会社にはメリットがあるといえるでしょう。
というわけで。
・雇用保険
・メリットとデメリット
・信用や信頼を積み重ねる
の情報と考え方をお伝えしました。
経営や管理に生かしてくださったら幸いです。
また次の記事でお会いしましょう!
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