最初に、引用させていただきます。
このとおりの体験をしました。
(引用ここから)
自分にも複雑な事情があったこと、自分なりに切実な思いをしてきたこと、そういう気持ちをわかってもらい、苦しい気持ちを預かってもらえると、僕らの心にはスペースができます。
そこに複雑な自分の置き場所ができ、他者の複雑さを置いておくことができるようになる。
(ここまで、222ページより引用)
昨年、このとおりの体験をした。
ずっと共存してきた問題があって、工夫しながらやってきた。
共存していると思っていたのだけど、いっぱいいっぱいになってきていると自覚した。
あるカウンセラーさんを見つけた。
この人に…と思った。
聞いてほしい。
そのままを、そのまま聞いてほしい。
私の今までと今のそのままを、そのまま聞いてほしい。
実際に話をして、そのままを聞いてもらえるうれしさ、楽しさを味わった。
話をそのまま理解してくれる、否定されない、よけいなことを言われないという確信と安心。
それがあって、本心を話すことができる。
その後、私の心に余裕ができた。
そのままを聞いてもらえたことによって心に余裕ができたと、はっきりと感じた。
余裕は人間関係に影響する。
自然な好意や、よい感情も戻ってくる。
問題そのものが解決したわけではない。
それでも変わるのだ。
他者の話を聞くためには、心の余裕が必要だ。
その余裕は、自分の話を聞いてもらえて生まれる。
聞く、聞いてもらう、
ぐるぐるとまわり、どちらが欠けても成り立たない。
聞くこと、聞いてもらうこと、
味わい、楽しみ、進んでいこう。
そんな気持ちを後押ししてくれるすてきな本でした。
おすすめです!
聞く技術 聞いてもらう技術
東畑開人 著
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