ある文を読んで
事実に勝る「伝わる」はないなと
思った。
どんな事実でも、
その人にとっての事実なら
それが事実。
身に起きたこと、
それによって思ったこと。
その文の作者は、
普通の生活こそが奇跡だと思ったと
言っている。
私も、ふっと、
数時間前のできごとを思い出し、
あぁ、そうなんだよな、
そうかもしれないな、
と思った。
あとは、昨日のとんでもない天気かな。
白い嵐の中ひょうの降り注ぐ
まるで世の終わりみたいな光景は、
見ていない人にとっては
言ってもまったく通じないものだけど、
あれを見てしまったら、
青い空が広がっているだけで
もう奇跡なのかもしれないとも思える。
数時間前のできごとは、
ふっと心を温かくした。
そんな奇跡を積み重ねて、
今日も明日も生きていくのだ。