各章ごとに出てくるお菓子が、もうおいしそうでおいしそうで……!
甘いお菓子を食べながら本を読む。
至福。
と言いつつ読後にノートに書いたのは、こちら。
(ここから)
人はかなしい。
かなしいから、生きるし死ぬ。
生き続けることと死ぬことと、それほどの違いはないのかもしれないな。
かなしさと共存し、飼い慣らす。
友とする。
よしよし、ってかわいがる。
愛する。
かなしさの存在を抱きしめ、甘いお菓子みたいにしてくれるのがよい本、小説。
読めてよかった。
(ここまで)
人は、かなしさを友として生きる。
かなしさと甘さって、一体なのかもしれませんね。
本好き、お菓子好き、思考好きにおすすめしたい1冊です。
古典とケーキ 甘い再読 愉悦の読書案内
梶村啓二著。
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