思い通りではないときにどう生きるか。ここに、人の選択と行動のすばらしさがあらわれる。

過去の話を時々書くようになり気づいたのが、自分の歴史にも、「人との宝」が埋もれてるなぁ、と。

といっても、過去の話をただ書いても、読んでてつまんないと思うので、なるべく読んでくれる方にとって何かのヒントにもなるような書き方をしているつもりです。

今日は、上司Aさんの話をします。

Aさんは、当時私がいた女性の多い会社の中で、少数の男性のひとりでした。

にこにこして愛想よくて、人気がありました。

部下のこともよく気遣ってくれるし、仕事の配分も、やりがいをもたせようとしてくれるので、私は直属の部下としてとてもやりやすかった。

Aさんいわく、

ほんとは、仕事は単純作業、ひとりでもくもくとやるベルトコンベアとかが、いいんだ、と。

それほど、人と喋らなきゃ、関わらなきゃ、とも思ってない。

仕事は生きていければいい。

私の記憶も薄れてるので、言葉はそのままではないけれど、だいたいこんな意味のことでした。

休日出勤した時に、ふだんのにこやかさとは全然違う表情、ほぼ無表情で(笑)もくもくと仕事し、「誰も邪魔してこないから集中できる～」と喜んでいるAさんを見たりすると、

あぁ、言ってること、本音に近いんだろうな、と感じました。

では、Aさんが、普段の仕事はどうだったかというと、そりゃ～きっちりやってました。

人間関係もコミュニケーションも、ばっちり。

今より尖ってた私は、

「ガマちゃん、人は理屈じゃ～動かないよ」

と、教えていただきました。笑

なんていうか、

仕事って、

必ず自分の思う通りのこと、やりたいことをやっているわけではなくて、

もちろん、思う通り、やりたいことをやる、やれるようになっていくのが、一番心身に好影響なんだろうけど、

そうではないときだって、あるわけです。

ではそうではないときに、どう仕事するか。

生きるか。

ってところに、人の選択と行動のすばらしさがあらわれるような気がします。

【ここに「人」があらわれるシリーズ】

✨自分をどうにかしたいのか、人をどうにかしたいのか？https://blog.gamachan.com/entry/2020/06/08/121251