「出展」と「遊びに行く」との間の壁がとても高かった。そういう自分が「良かったと心から思えている」この事実がなにより嬉しい。

あの時のことを思い出すと
こみあげてくるものがある。
こんな「思い」を味わえて、
本当に出展して良かったと心から思う。

この「心から思えている」という事実が、
なにより嬉しい。


私にとってかさこ塾フェスタは、
今までずっと「遊びに行く」だった。

1年前の東京フェスタで
くらげの歌を弾き語りする機会は
あったけれど、

それ以外はすべて、遊びに行った。
遊びと、自分の旅を、
組み合わせて行った。

それが好きだったし、満足していた。

自分に合っているとも思っていた。


今回、「出展者になって良かったなぁ」と
ちゃんと思い始めることができたのは、
フェスタの1週間くらい前だ。

…という記事も、書いた。

それくらい、私にとって、
フェスタの「出展」と「遊びに行く」
との間の心理的な壁は高かった。


終わった後に、
自分がどう思っているのかについても
まったく自信がなかった。

もしかしたら、もう二度とごめんだと
思っているかもしれない、
とすら思っていた部分もあった。


そんなことはなかった。

あの時、あの場で味わった思いと、
あそこに居合わせた人達と
共有し続けるであろう思い出と、
私が今後ずっと糧にしていける
この思いとを抱きしめていると、

あぁ本当に本当に
出展者として出る決断をして良かったと
心から思えている自分のことを、
とてもいいなぁ、好きだなぁと
思えるのだ。