雇う側と雇われる側の人間の利害は、永久に「完全」一致することはない。という認識にまず立つことが必要である。

雇う側 (経営者) は、できるだけ安い給料で自分、自社のためにたくさん働いてもらいたい。雇われる側 (従業員) は、できるだけ多くの給料を受け取って労働は自分の都合を通したい。突き詰めれば、これが双方の本音だ。倒産した時の責任は誰が負うか。これを考えれば、双方の立場がまったく異なることが分かるだろう。どち…