宿直って掛け持ちできるの?医師の働き方に見る「制度と現場のギャップ」

 

宿直って「掛け持ち」できるの?!

最初に日経新聞の記事を読んだとき、びっくりしました。

え?宿直中に別の病院に行くってこと?

それは、宿直ではないのでは?
 ↓ ↓ ↓
医師の宿直、掛け持ち解禁 厚労省調整、人手不足に対応 - 日本経済新聞

 

読み進めてみると、想定されているのは、そもそも重症の急患を受け入れない病院でした。

都市の大きな病院ではなく、地方で医師の数も少なく、体制が限られている地域の話だったのです。

東京在住の私は、どうしても都市の大病院をイメージしてしまいます。

だから余計にびっくりしたのかもしれません。

 


宿直って、どんな制度?


ほとんど働かないことが前提とされています。


【宿日直許可申請を検討する事業主の皆さまなどへ 労働基準法の宿日直許可のポイント】
 ↓ ↓ ↓
【仮セット版】宿日直パンフレット

・手当を払うこと

・回数の制限

・許可を受けること(※)

などが決まっています。



(※)をつけた部分。


細かい話になりますが、

医療法第16条では「病院に医師を宿直させなければならない」とされています。

「宿直を医師に行わせること自体に労働基準監督署長による宿日直許可は必要ありません」が、労働基準監督署に宿日直許可を受けると「労働基準法上の労働時間規制が適用除外となります」

001292653.pdf より引用

 

つまり、許可を受けることで、労働時間の規制がゆるくなるということですね。(私の言葉です)

 

 

前に夜中の救急にかかった時、昼間と違う静かな病院は、不思議な空間でした。

その中で、「そこにいてくれる」「対応してくれる」「医療を受けられる」ことのありがたさを感じます。

人の存在と支える仕組みがあってのことですね。



医師の「時間外労働の上限規制」など、制度は整ってきたように見えます。

でも、それだけでは追いつかない。

使命感や責任感だけではカバーできない。

ギャップがある。

 

制度を守ろうとすると、かえって現場が動きにくくなることもあります。


たとえば運送業では、休憩時間の規制を守ると、目的地の数キロ手前で止まらざるを得ないような状況になることも。

トラックの中で「どうしろってんねん…」と、思わずツッコミたくなるような現実もあります。

そういう課題は、他の業種や職業でもあります。


課題は尽きず、ひとつ解決すればまた次が出てくるのかもしれません。

だからこそ、少しでもより良くする方向へと考えたり動いたり、続けていきたいです。

 

 

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