退職につながる「なんだかイヤだ」を、あらかじめ防ぐ仕組みとは？ - 定着率アップ！社労士高瀬真理子（ガマちゃん）のブログ。

なんだか、いい。

なんだか、イヤだ。

この感覚、人間関係のベースかも？！

「なんだか、イヤだ」の中には、

「自分の存在が軽く扱われているようで、なんだかイヤだ」もあります。

「なんだか、イヤだ」が続くと、

・職場の人間関係が悪くなる

・特定の人の仲間外れ

・仕事がスムーズに進まない

などの問題が起きることがあります。

退職の原因にもなります。

まさに、見えない損。

見えない損が生まれにくい仕組みをつくっていきたいですよね。

ある会社では、パート開始から一定期間は、同期全員の時給を同じにしているそうです。

能力による差はつけない。

まずは安心して働ける土台を整える。

結果的に、人間関係のトラブルも起きにくくなり、定着率や安定につながるとのこと。

不満な人は別の職場を選ぶし、それも自由。

一定期間経過後は、状況に応じて時給に差をつけることもある。

「どのように働いてもらいたいか」の方針が明確ですね。

その上で、予想できるトラブルをあらかじめ防ごうとしています。

一人ひとりを尊重しつつ、全体としてのいちばんいい答えを探る仕組みにしているわけです。

ちなみに、こうした方針は、会社によって違っていいのです。

最初から能力で差をつける方針もあるでしょう。

どちらがよいかは一概に言えない。

方針がはっきりしていること、丁寧に伝えることが大切です。

また、一定期間、同期全員の時給を同じにする場合も、「一定期間」に法的な決まりがあるわけではありません。

半年、1年、3年など、会社ごとに決めて大丈夫です。

どんな場合でも、

「自分の存在が軽く扱われているようで、なんだかイヤだ」

このような気持ちが生まれにくい環境をつくること。

それも、経営の大切な役割のひとつです。

仲間外れ、空気の悪さ、なんとなくの不満…

「なんだかイヤだ」が積もると、職場に「見えない損」が広がっていきます。

それ、仕組みで防ぎましょう。

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