「教会は『神様のおかげで、◯◯ないいことありました』の話ばかり。
何もかもうまくいかない私は神様に愛されてないのかも、と悲しくなってしまう」
ネットで、こんな話を読んだことがある。
とても正直な気持ちだなぁと思った。
その正直な気持ちに、慰めと励ましを覚えた。
どこの誰かはわからないけれど、
「正直に、自分の心の暗部ともいえる部分を表してくれてありがとう」
と思った。
「（神のおかげで）（祈りのおかげで）こうなりました」
なかなか達成できず悲しい人にとって、希望ともなるし、傷つく言葉ともなる。
ネガティブな正直な気持ちを知って、励まされることもある。
人間は、次の3つの点をもっていると思う。
・損したくない
・得したい
・あの人はずるい
「あの人はずるい」
うらやましい対象を、ずるいと感じる。
明確な言葉にはできないけれど、なんとなくずるいと感じる。
これって、誰の心にもあるのではないだろうか。
「◯◯な人に、◯◯給付します」のニュースに、ネガティブ意見があふれる。
年金なども、生年月日の1日違いで、扱いががらっと変わることもある。
どこかで区切らなきゃいけないから、どうしようもないことだ。
どこをどう区切ってもどう配分しても、必ずネガティブな思いや意見は出てくるだろう。
冒頭の「何もかもうまくいかない私は、神様に愛されてないのかも、と悲しくなってしまう」
神を信じる心があるゆえの、やりきれない気持ちを抱える場合もあるだろう。
私は、こう思っている。
どんな時でも、どんな場合でも、どんな人でも。
抱えるネガティブな気持ち、悲しさやつらさを自らが否定する必要はない。
「こんなふうに感じる自分もいるんだよね」
そのままをまず認めたほうがいい。
ひとりが落ち着くならば、ひとりの時間をもとう。
自分の楽しいことに、100%没頭する時間をもとう。
そのままを認め、受け止めよう。
心の余裕を増やす行動をとろう。
回復しながら、自分のやることに集中していこう。
それが、生きていく道だと思っている。
ネガティブ、悲しさ、つらさ。
「こんなふうに感じる自分もいるんだよね」
そのままをまず認めてあげようね。
そして、進んでいきましょうね。
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