怖すぎる。
読んだ後のひとことは、これ。
怖すぎる。
夢中で読んだ後、お腹が痛くなってしまった。
腹痛の原因は…?
と思って、まず頭に浮かんだのが、
「この本の衝撃が強すぎたんじゃないの?!」
映像の怖いのはちょっと苦手だけど、文章の怖いのは好きだ。
今まで、怖い本も何冊も読んだことはある。
だけど、体の不調に「この本読んだから?!」と思ったのは初めてだ。
それくらい、怖かった。
大満足。
超常現象の怖さではない。
生きている人間の怖さ。
人の心を、自覚なきを装い傷つけて壊していく人の怖さ。
それが、恋人、夫婦、親子間だけでなく、仕事や友人関係の中で起きてくるということ、被害を受けた人が「自分が悪かったのではないか」と感じ始めてしまうこと。
読みながら、「最悪の結末だったらいやだなぁ」と思っていた。
私がこう思うのは珍しい。
小説世界なら、結末に明るさがなくてもわりと平気なのだ。
でもこの本については、
「明るい結末であってほしい…!」
と願いながら読み進めていた。
久しぶりに、ブログに書きたいなと思う本に出会えた。
怖かった。
本そのままの体験はないけれど、一歩間違えれば危なかったかもな、ならある。
私はたまたま、スルーできてきただけなのかも。
そう思うと、よけいに怖い。
「そのバケツでは水がくめない」
飛鳥井千砂著 祥伝社文庫
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