でもそんなのは、
区分なんてできないことだよね?
…
私は常に自分のセルフマガジンを5冊、
かさこ氏のセルフマガジンを1冊
持ち歩いている。
いつどこで誰かに渡す機会がくるかわからない、
そう思っているからだ。
実際には、なかなかそういう機会は訪れない。
友人、知り合い達にはすでに渡してしまったし。
あ、ちなみに、なぜ、
かさこ氏のは複数冊ではなくて
1冊なのかというと、
厚くて重くなるからだ。
かさこちゃん、
よかったら薄めバージョンも作ってください(笑)
日々持ち歩き、日々持ち帰ってる。
今回の九州旅でも、手持ちのバッグに
いつも通りにセルフマガジンを入れていたが、
ものすごく期待していたわけではなかった。
…のだが、なんとこの旅で初めて、
「その時その場でたまたま知り合い、
セルフマガジンを渡す一期一会」があったのだ。
しかも2人も。
その事実がとても嬉しかったので、
当然ブログにしたいと思った。
だから勢いよく書いてしまえばよかったのだ。
が、いざ落ち着いた心で
記事にしようとしたら、
いろんなことが気になりだしてきた。
それでなかなか書けずにいたのだ。
渡した順序が逆になるけど、
2人目の人のことから書く。
大分の中津駅から乗った
タクシーの運転手さんだ。
私が中津に何をしに来たのかという話になり、
かさこ塾とフェスタの話をした。
その前に、運転手さんの前職の話や
現在の思いも聞いている。
短時間でもお互いがその気なら、
話ってできるもんだなと思った。
まるっきり知らない同士だからこそ
成り立ったのかもしれない。
思いがふっと湧き、フェスタのパンフと一緒に
自分のセルフマガジンを渡してみた。
だからといってそれでどうするとか、
自分の仕事につなげようとか、
そういう考えではない。
もともとない。
私のセルフマガジンは、そういう作りなのだ。
さて。
書きやすいほうから先に書いたら、
順序が逆になった。
1人目の人のことを書いて、
誤解や邪推や心配を招くのがイヤだし
面倒だったのだ。
自分の思うがままを
勢いよく書いてしまえばよかったのに、
懸念が膨らみだしたら際限なく膨らんで、
書けなくなってしまったのだ。
私はただ、
立ち話をしているうちにそういう流れになり、
自分とかさこ氏のセルフマガジンを渡したという
事実を書きたかった。
バッグに持ち歩いていたセルフマガジン、
初めて
「さっきまでまったく知らなかった相手」
「たまたま出会った相手」に
渡す機会が訪れた嬉しさを
言いたかっただけなのだ。
1人目の人は男性で、
博多駅前で駅周辺案内図を見ていた私に
興味をもち、話しかけてきた。
それはナンパなのかと聞かれたら、
よくわからない。
一種のそれだったのかもしれない。
しかし特にどこかに誘われるわけではなく、
妙な態度でもなかった。
その人とは30分位立ち話をした。
旅、九州、かさこ塾、フェスタ。
その人自身のことも聞いたけど、
内容忘れちゃった。
そういう流れになったから、
セルフマガジンを渡した、というわけだ。
その人は私のセルフマガジンについて
「すごく楽しい感じがする」と言っていた。
まさに
「楽しいを前面に」で作ったので、
伝わるんだな、と嬉しくなった。
書いてみればたったこれだけのことなのに、
どんどん書きにくさが増していた。
モヤモヤも増していた。
セルフマガジンをどういう相手に渡すのか。
人それぞれに違うのかもしれないが、
見られて困る種類の個人情報は
載せていないのだから、
私は私の考えで自由にやればよい。
行動だって、自由にすればよい。
ひとり行動は、もともと私の基本なのだ。
旅だってそうだ。
結婚していようがいまいが、
人間は結局ひとりだろう?
「配偶者が存在するからこそ
むしろひとりだという真実」
という先人の言葉だってあるだろ?
…私が作った(笑)
ところで最近、
「ガマちゃん行動力がすごい」
と言われることが増えている。
お言葉はありがたいような気もするのだが、
実は一種の違和感がある。
自分としては、
「元に戻っただけ」のようにも思うし
「そんなに変わってない」ようにも思うのだ。
子供の時からある年代まで、
私はものすごく行動的だったし
男女誰とでも分け隔てなく遊んだ。
そして、ひとり行動が常に基本にあった。
大人になってからも、
人目にはつきにくい形だが
私なりには決断と行動の人生だった。
今は、人との関わりが増え、
ネット発信をしているから、
特にそうなったように見えるだけだよね、
とも思うのだ。
もしも「夏」が存在せずに、
1年中初夏の軽井沢みたいな季節だったなら、
もっともっと行動的だろう、とも思っている。
私は、セルフマガジンを渡せた喜びを
記事にしたいと思っていながら、
誤解や邪推や心配を恐れて書けなかった。
どっからどこまでが「良き出会い」で、
どっからどこまでが
「誤解や邪推や心配を招く出会い」なんだろう?
などと考えだすと、書けなくなった。
しかしそんなのは、区分などできないことだ。
誤解や邪推は、周囲が勝手にすることだ。
私に、他人の誤解と邪推の
コントロールはできない。
もちろん、配慮は必要だ。
しかし配慮しなきゃいけないと思うあまりに、
何よりも、何かを恐れるあまりに、
本当に言いたいことを言えなくなってしまう、
それでよいのか?
いや、よくない。
私は、よくない。
だから、書くことにした。
というわけ。
おわり。
…長かったゼ? 読めた?
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