ねぇ。
次に会うのは
いつだろうね。
昨日だって
ほんとはもっと話せたかもしれないのに。
そりゃ話したけど
たいした話、してないね。
実をいうとガマ、
暑くて空気こもってて
いろんな匂いが混じり合うような、
そういう場所、苦手なんだ。
だから、すぐ外に出たくなっちゃう。
そりゃ、なかなか話せないよね。
でも、思うんだ。
ほんの少ししか話してないし
何かがある、意味のある、話もしてない。
でもガマは、
あなたに会えて、また会えて、
それだけで嬉しいんだ。
その嬉しさが
心の中でどんどん広がって
暖かくて柔らかくて
輝くものに変わっていく。
それを大切に抱きしめてる。
だからね。
話、してなくても、いいんだ。
あなたに会えただけで、いいんだ。
…ほんとにそう思うのに、
なのにどうして、泣けてくるんだろう。