なぜその人はそんなにブログにこだわるんだろう。自分の思いを吐露する手段として、なぜブログなんだろう。


誰にとっても
「個人」で生きる場は必要だろう。

誰かの何か、ではない、
その人個人で生きる場。

その人はブログにそれを見つけて
満足して生きていた。

問題はあったけど、
ブログで個人になれれば
大丈夫なんだと思えた。

けど、
そのうちに、
ブログにも、
誰かの何かであること、
誰かの視線や介入、
意識せざるを得なくなった。

その人が自分の過去の記事を
見ながら思うのは

こんなふうに自由に
のびのびと書く日が
また来るのだろうかと。

今までだってずっと
何かを意識しながら
何かを考え考えながら
書いていたはずだけど

でも今見ると
ずっとのびのびと見える。


それにしてもその人が
絶対にブログを手放さないのは
なぜなんだろう。

なぜその人は
そんなにブログに
こだわるんだろう。

自分の思いを吐露する手段として
なぜ
ブログなんだろう。

対面では決して話さないことを
なぜ
ブログに話したくなるんだろう。


ガマ 「…ボクがいるからだよ」

…そっか。