信頼関係と率直な言葉

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    ~ブルースで、よろしく~

 

まりこ「るーるるーるるーぅぅぅ~(沈)」

 

ガマ 「あれ? まりこさん、どうしたの。ブルーなんですか。ボクの衣装も、ブルーの音符♪」

 

まりこ「だってだって、前髪が・」

 

 

美容院で、新しい薬剤を試したら、自分のイメージとは違う仕上がりだ。

 

前髪が、モッッシャー、となってるのは、髪が傷んでいるせいではないと思う。

だって、前髪、頻繁に切ってるもん。

 

前髪だけでなく、髪全体の質感も、あまり好みではない。

まぁこれは、傷みのせいもあるかもしれない。

 

洗って乾かしたら、また変わるだろうか?? 謎~~

 

そんなこんなで、思い出したこと。

 

 

けっこう、人の気持ちって、髪が決まってるとか、肌の調子がいいとか、

そんなことにも左右されませんかね?

 

で、そういうことで傷つきやすくなってるときに、人から言われた言葉って、

記憶に残りやすかったりしませんかね?

 

人から何か言われて、言い返したいのに言い返せないままでいると、余計記憶に残りやすかったりしませんかね?

 

 

私は20代後半に、顔の吹き出物がひどい時期があった。

対面式の化粧品売り場には、行きたくなかった。

 

行きたくなかったんだけど、どうしても欲しい口紅があって、デパートに行った。

(当時は、ネット通販などは存在しない、たぶん)

 

 

そしたら、デパートのお姉さんが、私の希望の口紅を出した後、すごい勢いで喋りだした。

 

「あなたね、それ(私の吹き出物のこと)は、ストレスだから!すとれす!!」

 

「でーねー、こちら(化粧品を取り出す)すごぉくいいから! 効くから!!」

 

 

…押し売りかよ。ゼッタイ買わない。

 

自分からは触れていない「自分の傷」を、会ったばかりで「信頼関係も構築されていない」「売る気まんまんの」他人にわざわざえぐり出されて、不愉快な思いをしながら買い物をするほど、私はお優しくはない。

 

そういうことをする人との間に、信頼関係は構築できない。

 

信頼関係を構築できないから、率直な言葉で伝えられない。

 

 

結局、私は、そのお姉さんに、何も言えなかった。

「お勧め商品を買わない」という抵抗はできたけど、言葉で何かを伝えることはできなかった。

 

「お客さんの中には、あ、そうなんですか、て買う人もいるのかもしれないけど、ズカズカと無遠慮に「傷」に入り込んでくるあなたの態度と言葉は、不愉快だ」

 

思ったけど、言えなかった。

 

言えなかったから、今もよく覚えているんだと思う。

(恨む、とは違う(笑))

 

 

まりこ「うーーん、ガマちゃん、ワタシは、「信頼関係を構築できる相手」に、自分の髪とか肌を任せたいわぁ」

 

ガマ 「今、できてるんですよね?」

 

まりこ「うん。バッチリ。できてる。だから、率直に、伝えてくる」

 

ガマ 「次、いつ行くの?」

 

まりこ「来週」

 

ガマ 「早っ」